めざましごはん(笑)

相関関係と因果関係は全然違う

このサイトでもたびたび取り上げている「めざましごはん」の内容を、ちゃんと読んだことがなかったので、暇なときになんとなく見ていたのですが、あまりの朝ごはん偏向ぶりに思わず笑ってしまいました。

サイト内で東北大学の教授が朝ごはんの有益性についての内容を紹介されていて、朝ごはんを食べると下記の様な結果になるそうです。

[以下記事抜粋]
 
 ・図はクリックすると大きくなります。

めざましごはん

参考URL: http://www.maff.go.jp/j/seisan/kakou/mezamasi/about/databox.html

[以上抜粋終了]

朝ごはんを食べると現役合格できたり、年収が上がったりするそうです。学生や社会人の関心をあつめるために「現役合格」や「年収」と朝ごはんを強引に結びつけて、朝ごはんの消費を助長しようとしているようですが、ちょっと無理がありすぎです。

もし仮にこの調査項目を「好きな人に告白したら成功した」「宝くじに当たりました」そんな内容にしたらパチンコ雑誌などの裏でよく見かけるイカガワシイ「願望実現の水晶」の広告記事でしょう。

でもこういう朝ごはんの検証結果って良く見かけると思います。テレビなどでやっている番組もこの手の内容のものが多く、「良い結果にたくさんの人がいたからそれが正しい」という手法で、印象操作を行います。

この様な記事を見るときに知っておきたいのは相関関係と因果関係は全く別のものだということです。

上の調査結果で言えば「現役合格できた人に朝ごはんを食べる人が多くいた」これは相関関係といいます。でもそれは「朝ごはんを食べたから現役合格できた」ということを結論付けることはできません。この「朝ごはん食べたから・・・」というのが因果関係なのです。

この因果関係が証明できれば上の記事は非常に有益な記事になるのですが単に記事のグラフは、現役合格の人に朝ごはんを食べた人が多かったという程度であんまり意味のある内容ではありません。というかあまりの無茶振りに失笑するレベルです。

この程度の調査結果で「朝ごはんを食べると頭が良くなる」ということであれば、例えば現役合格した人に「毎朝歯を磨く人」「毎朝30分以上通学する人」が多いという結果が出れば、それも現役合格できる理由になってしまい、相関関係があれば何でも良いことになります。

データの解釈も強引です。現役合格のグラフを見ても合格率の差なんてわずかに数%です。普通ならこのぐらいの差は、誤差の範囲として片付けるレベルなのに、大真面目に検証結果として取り上げて、記事全体を読むと朝ごはんが脳の発達に影響するとまで言い切っています。もう笑うしかありません。

それに「現役合格」が必ずしも頭が良いなんていえません。大学なんてレベルを落とせばいくらでも現役合格になります。別の見方をすれば朝ごはんを食べると、夢を諦めてしまう残念な人間になるとも言えそうです。

そもそも朝ごはんの話の中に「現役合格」や「年収」を取りあげる時点で「朝ごはんを食べないと損するよ」という宣伝が丸見えで、見ているこっちが恥ずかしくなります。

原発の時にも政府や電力会社から研究費を貰っている東京大学の教授が、政府の都合の良いデータや放射能の解釈をテレビ喋っていましたが、テレビや宣伝に出ている大学教授の言うことは眉にしっかりつばをつけて見た方が良さそうです。

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