運動の効果がない理由

人間は運動でやせにくい動物

人間の体は少しのカロリーでたくさん動けるように進化してきています。それは長い人類の歴史の中で「動けなくなる」と言うのはすぐに死につながることだったことからです。

日本では1万年前の縄文時代まで野山を走る動物を追いかけて、狩りをして食料を取っていました。稲作が始まった弥生時代でも2000年前です。そして今の様な文明が始まったのはイギリスで産業革命が始まったわずか250年前の話です。私たちが慣れ親しんだ文明は長い歴史から見れば本当に短い時間しかたっていないのです。

人類の歴史

人類の祖先が誕生したのが10万年前だといわれています。仮に10万年を24時間と例えると、稲作が始まった2000年前でも28分、産業革命が起こった250年前だと4分にしか過ぎません。つまり人間は24時間32分かけて狩りができるような体質に進化してきたのです。もし狩りをしてカロリーをスグに消費してしまう様な体になっていると、長時間獲物を追いかけられず、疲れはてて動けなくなってしまいます。

そうなると言うまでも無く、人間は食べるものが無くなり死んでしまいます。そうならないためにも、人間は進化の過程で少ないカロリーでたくさん動けるような体になってきたのです。

1時間歩いてご飯一杯分

1時間ウォーキングしてご飯1杯分は有名な話ですが、この事実を知るだけでも人間がいかに運動に対してエネルギーを消費しないかが良くわかります。このご飯一杯分のためにどの程度の時間と労力が必要なのでしょうか?

  • 1. 毎日時間を確保する
  • 2. 運動できる服に着替える
  • 3. ウォーキング中に聴ける音楽を準備する(暇ですよね?)
  • 4. 1時間ウォーキング
  • 5. 汗をかいた服を着替えてシャワー
  • 6. 服を洗濯(歩いた日数分です)

まったく考えただけでもウォーキングなんてやりたくなくなります。これで劇的に体重が落ちていけばやる意味もありますが、これでわずかご飯一杯分なんて、かける労力に対する効果があまりにも低すぎます。

それに運動するとご飯がおいしく感じて、「運動したので少々食べても大丈夫だろう」と錯覚してしまい食べ過ぎる危険性を高めます。

基礎代謝は気にしなくて良い

ダイエットの記事を読んでいると「運動で基礎代謝を上げて消費カロリーを高める」という内容のものをよく見かけることがあります。私は7ヶ月で25kg減量しましたが、その時に運動によって基礎代謝を上げることは一度もありませんでした。(水を飲んで体の代謝を上げるということはやりますが)

経験上の話なので個人的な意見になってしまいますが、基礎代謝は運動量より「年齢に関係する部分大きい」のではないでしょうか?少しくらい運動しただけで、体の仕組みが変わって脂肪が燃えやすくなるなんて直感的に信じられません。

間食で血糖値を上げないでも書いていますが、人間は1日にフルマラソンで使うくらいのカロリーを消費します。この人間が本来持っているカロリー消費の仕組みを素直につかってやる方が基礎代謝を上げるよりはるかに効率的にやせられます。

それに運動によって基礎代謝がどれくらい上がったのか?を数値化できないので、効果を実感できません。せめて目に見えて基礎代謝能力が上がっていけばやる気もわいてきそうなのですが、無理して基礎代謝を上げる努力をするくらいならご飯一杯分の食事をあきらめた方がよさそうです。

運動はやせた後のほうが効果的

太っているときの運動は特につらいものです。体が重いので思うように動けませんし、周りでやせている人が軽やかに体を動かしているのを見るのはストレス以外の何ものでもありません。そうなるとほとんどの人が悪い運動のサイクルにはまります。

【悪い運動のサイクル】
@無理して運動する⇒A効果が出にくい⇒Bやめたくなる⇒@or運動をやめる

でもやせてからの運動は楽しいです。今まで少し歩くだけで汗だくになりフーフー言いながらやっていたウォーキングでも、やせた後で歩くと、歩ける距離と時間が全然違います。

たくさん運動ができるということは、それだけ多くの脂肪を効率的に燃やせるようになるので、短期間で目に見えて効果が出てきます。そうなるともっと運動がしたくなりますよね?そうすれば、良い運動のサイクルが起こります。

【良い運動のサイクル】
@たくさん運動できる⇒Aすぐに効果が出る⇒Bまた運動したくなる⇒@へ

だから、運動は痩せてからが一番効果的だということをおぼえておいてください。太っているときにやってもダイエットの負担になって、失敗の原因になるだけです。

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